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経済対策の恩恵を受ける銘柄特集A
いやいや、昨晩はびっくりしましたね。 福田首相が、引き際を考えていることは、 最近の言動からなんとなく推察はできましたが、 そのタイミングが昨晩とは・・・。 株式市場は、冷静に受け止めています。 しばらくは、静観といったところでしょうか・・・。 福田首相辞任となると、29日に発表された 総合経済対策も見直されることになるかもしれませんね。 次期首相の有力候補である麻生太郎氏は、 景気テコ入れへの政策転換を主張しています。 選挙をにらんで、 いわゆる「バラマキ型」の財政政策をとられたら 中長期的に見た日本の将来はどうなるのでしょう。 暗澹たるものがあります。 こうなったら一刻も早く次期首相を決めて、 新政権を発足させ、衆院を解散し、 国民の審判を仰ぐべきだと思います。 本当に、いやはや・・・です。 そうそう、 本日は、環境対応車のお話をするんでした。 環境対応車にはいろいろな技術があります。 ハイブリッド車、バイオ燃料技術の開発、 水素自動車(燃料電池車)、 クリーンディーゼル車etc.etc. 中でも現在、注目されているのは、電気自動車でしょう。 電気自動車の開発において肝になるのは、 『電池』です。 現行の車で、ガソリンを入れる「燃料タンク」が、 電気自動車では、電池に置き換わるからです。 日本の代表的な環境対応車といえば、 トヨタのプリウスです。 交通関連の環境団体である ドイツ交通クラブが8月20日に発表した 「乗用車の環境番付」で、 このプリウスが首位になりました。 上位10車種中、6車種を日本車が占めています。 ハイブリッドカーは、エンジンとモーターを併用し、 モーターを動かすため、 ニッケル水素電池を搭載しています。 電気自動車になれば駆動力はモーターだけ。 そのため、電池の性能が自動車の性能に 直結することになります。 そこで、電気自動車では、 ニッケル水素電池より小型で高性能な リチウムイオン電池が主流になるといわれています。 リチウムイオン電池に置き換えれば、 ニッケル水素電池の1/2以下の大きさで、 同じ蓄電能力を達成できます。 自動車用リチウムイオン電池で一歩先を行くのは、 NECトーキンでしょう。 日産ーNECグループ連合を形成して、 協力体制を整えています。 それから、三洋電機も有力です。 ドイツのフォルクスワーゲン社と リチウムイオン電池を共同開発する 方針を固めてます。 そして、今年大化けしたGSユアサは、 三菱自動車と組んでリチウムイオン電池を生産します。 ちなみに、GSユアサは、 今年1月22日の195円の安値から 6月19日に630円の高値をつけました。 なんと、3.2倍に。 現在は、580円近辺の位置にあります。 マル政銘柄(選挙が近くなると、 選挙資金を増やすために仕掛けられ、 大きく値上がりする銘柄) ともいわれていますが・・・。 三菱自動車は、 リチウムイオン電池搭載の電気自動車 「i MiEV(アイミーブ)」を2010年までに 実用化する予定です。 この車は、プラグインハイブリッドカーといって、 家庭のコンセントで充電できるのが特徴です。 盛んにCMを流しているので、 みなさんもご覧になったことがあると思います。 ご参考までに、国内自動車メーカーと 電気各社の相関関係をまとめておきましょう。 トヨタ − 松下電器産業 日産 − NECグループ 三菱自動車 − GSユアサ ホンダについては、特定の連合を組んでいませんが、 ハイブリッドカー用のニッケル水素電池を 三洋電機と松下から調達しています。 それから、日立製作所は、 日産と米ゼネラル・モーターズに 電池を供給しています。 GMは、2010年以降に リチウムイオン電池を日立から 調達することを決定しています。 環境対応車関連で、もう1つ注目しておきたいのが、 クリーンディーゼル車です。 日本においては、ディーゼル車の人気は、 いまひとつですが、 今回の環境対策の1つとして、 クリーンディーゼル車の購入費用補助 という項目があがっています。 ディーゼル車の燃料である軽油は、 ガソリン車より燃費がよく、 20%-30、二酸化炭素を削減することが可能です。 問題は、PM(粒子状物質)という黒すすや、 NOx(窒素酸化物)を多く排出することです。 そこで、PMを除去するDPFという フィルター装置を製造している イビデンや日本ガイシに恩恵がありそうです。 また、NOxとPMを同時にかつ、大幅に除去できる コモンレールシステム(ディーゼル用燃料噴射装置) を製造しているボッシュ、デンソーも注目です。 太陽電池に並んで、 日本の環境対応車の技術もトップレベルですから、 これから、ぜひ、注目して頂きたいテーマと考えています。 (2008/9/2 記) |