賢者の言葉は精神安定剤

いつまでたっても浮上しない株式市場に対して、
投資家たちは、しびれをきらしているようです。
特に厳しいのが、ジャスダック市場。

14日の時価総額は9兆9419億円と
とうとう10兆円を割り込んでしまいました。。
これは、2004年2月5日以来
4年半ぶりの記録だそうです。

昨日のトヨタの時価総額が
16兆8000億円ですから、
その6割程度の時価総額しかないということです。

直近のピークは、2006年1月16日の
21兆2265億円。
2年半のうちに半分以下になってしまいました。
やはり、ライブドア・ショックが
ターニングポイントになったのですね。

株式投資の純資産残高も減少しています。
投資信託協会が13日に発表した
7月の投信概況によると
誰でも購入できる公募株式投資信託の
純資産残高は60兆9500億円。
サブプライム問題が深刻化する直前の
1年前と比較すると
6.6%減少しています。

また、今年7月末までの1年間の投信への
資金流入額は6兆5600億円と
1年前と比較して、58%減少しています。

これらの事実は、
個人投資家の株離れが鮮明になっていることを
証明しています。

こうなってくると、国民への人気とりの
リップサービスが次々に飛び出してきます。

麻生太郎幹事長代理や福田首相は、
「証券マル優」(仮称)の創設を言い出し始めました。

政府・与党では、2008年末で、
軽減税率原則廃止を決定していますが、
証券マル優は、投資家への救済策として、
1人当たり300万円までの株式投資の配当金を
非課税にするというものです。
これを、場当たり的対応と言わずして
なんというのだろう・・・。

いろんなものがブレまくってしまうと、
投資家はただ、不安になるばかりです。

こういうときこそ、株式投資の賢者が主張している
ぶれない投資哲学を再考する必要が
あるのかもしれません。

ご参考までに、ピーター・リンチの
「20の黄金律」をご紹介しておきます。
ピーター・リンチは、米大手運用会社フィデリティの
「マゼラン・ファンド」を13年間運用し、
年平均29%とい脅威のリターンをあげた
伝説のファンドマネージャーです。

【ピーター・リンチの20の黄金律】

1.土地勘のある銘柄に投資すべし。
2.プロの投資家の動向を無視せよ。
3.経営のしっかりした企業を辛抱強く持ち続けよ。
4.投資するときは長期的な理由が必要。
5.「大穴」は常にはずれる。
6.候補銘柄を8〜12社に絞り、5銘柄だけ保有せよ。
7.これはという銘柄が見当たらない時は現金で持て。
8.財務体質が悪い企業への投資はご法度。
9.人気業界の人気企業は避けるべし。
10.小型企業は利益が出るまでは見送れ。
11.優良企業を数社見つけるだけで十分。
12.観察力さえあれば個人でも成長企業を発掘できる。
13.相場の下落は割安銘柄を拾う絶好のチャンス。
14.知能水準は平均で十分、ガッツが大事。
15.保有企業の経営が健全なら、
   無責任な悲観意見に耳を貸すな。
16.マクロ見通しではなく企業の実態に注意を払え。
17.市場にはいつでも見過ごされた割安銘柄がある。
18.経営内容を調べないで投資することは
   手札を見ないで行うポーカー・ゲーム。
19.長期投資で時間を見方につける。
20.選び抜いた少数の優良銘柄のポートフォリオは、
   長期的には何にも勝るリターンを生む。
         (出所:2008年8月10日 日経ヴェリタス)

株式投資になにより必要なものは、
ぶれない投資哲学だと思います。
賢者の言葉をかみしめると、
不安な気持ちが静まりますね。

(2008/8/15 記)