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カーボンオフセット
8月5日(火)から10日(日)まで、 出張に出ていたため、デイリーアイを 更新することができませんでした。 来週、再来週もこんな具合です・・・。 時間のとれる時に、できるだけ更新しますので、 よろしくお願い致します。 さて、今日は、カーボンオフセットを お題に取り上げてみたいと思います。 カーボンオフセットいう言葉を 最近よく耳にされると思いますが、 「その意味を説明して」といわれると、 とまどってしまう方も多いのではないでしょうか。 直訳すれば、カーボン=二酸化炭素を オフセット=相殺する ということになります。 もう少し、噛み砕いて説明すると、 商品を生産したり、流通したり、使用したりすると 二酸化炭素などの温室効果ガスが排出されますが、 この排出された温室効果ガスと 他の場所で削減された温室効果ガスを相殺して、 両社をトータルで見たときに、 温室効果ガスの排出を増やさない仕組みのことをいいます。 実は、このしくみ、京都議定書の抜け道なのです。 1997年、京都市で開催された国際会議で、 日本は、1990年を基準年として、 温室効果ガスを6%削減すると公約しました。 しかし、現状を見てみると、 6%減らすどころか、逆に6.2%増加しており、 目標分とあわせると、12%も温室効果ガスを 減らさなければならないという事態になっています。 日本は、2度の石油ショック、 公害問題などを克服する過程で、 世界でもトップレベルの省エネ、環境技術を 磨いてきました。 エネルギー効率では、 EUや米国など他の先進国を上回っており、 これ以上、温室効果ガスを削減することは、 現実問題としてかなり厳しいものがあります。 そこで、温室効果ガスの削減余地が大きく、 コストも安い途上国へ資金や技術を供与したり、 植林や森林保護活動を行うことで、 途上国の温室効果ガスを 実際に削減した分を排出枠として取得し、 京都議定書に定められた削減目標から 減じることができるという クリーン開発メカニズムという制度を作りました。 企業や個人が自主的に、この排出枠を購入して、 政府に寄付するという活動が カーボンオフセットなのです。 カーボンオフセットは、排出枠を購入しても、 費用がかかるだけで、 直接、個人や企業の利益にはなりません。 しかし、京都議定書に定められた 温室効果ガスの削減目標の達成に 間接的に貢献できるというエコ活動として、 注目を集めているのです。 日本の場合、 カーボンオフセットで購入する排出枠は、 国連で認証・登録された クリーン開発メカニズム事業から生み出される 排出枠が中心です。 話は変わりますが、 私達が簡単に取り組めるエコ活動といえば、 電気をこまめに消すとか、 冷房の設定温度を28℃に設定するとか、 マイ箸やマイバッグ、マイボトルを使うなど 生活レベルでの取り組みが多いと思います。 しかし、お金に働いてもらうことで、 “私”という個人単位でも、 企業レベル、国家レベル、地球レベルの 環境活動に間接的に参加することが可能なのです。 最近では、カーボンオフセットのシステムを利用した 預貯金や投資信託などもありますから、 「お金の働かせ方」について 再検討してみるのもいいかもしれません。 (2008/8/11 記) |