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儲かる農業
「農業は儲からない」という通説をひっくり返す 儲かる農業経営を実践している経営者がいます。 群馬県利根郡に拠点を構える 株式会社野菜くらぶの代表者 澤浦彰治氏がその人です。 野菜クラブは、野菜農家の集合法人で、 現在、会員農家は54戸。 品目別栽培基準、品目別使用可能農薬基準、 品目別出荷基準などの 独自の品質管理基準にのっとて生産してもらった野菜を すべて野菜くらぶが買い取り、 スーパーや外食産業に納めています。 特にすばらしいなあと思ったシステムは、 「独立支援プログム」です。 会員農家を増やすにあたり、 農業のプロに野菜くらぶの自主基準をおしつけても 反発を招くだけと考えた澤浦社長は、 農業経験ゼロの新人を育成することを思いつきました。 今から7年前、青山学院大学を卒業した若者 山田広治さんに白羽の矢を立てました。 山田さんは、大学在学中に フィリピンで農業体験をし、 卒業後に沖縄での農業研修、 青年海外協力隊としてボツワナで農業に従事した後、 澤浦社長に出会い、 農業指導を受けることを決意したそうです。 澤浦社長は、最初の1年間で、200万円をかけて、 生産方法から農業経理、 肥料や農薬などの化学的知識を 徹底的に叩き込んだそうです。 今では、有限会社サニタスガーデンを設立して、 青森でレタス生産農業法人として しっかり独立しています。 また、同じく澤浦社長から農業指導を受けた 35歳の女性は、 静岡県菊川市でレタスやトウモロコシを栽培し、 独立3年目で3000万円もの年商を 上げているそうですよ。 農業支援プログラムの概要は以下の通り。 ◆野菜くらぶ生産者農家で1年以上研修する。 ◆研修後は会社を設立し独立する。 ◆会社設立のための資金は、独立する人50%、 野菜くらぶ側50%とする。 ◆販売先は野菜くらぶが確保 ◆独立後、野菜くらぶが販売面、経営面、人事面、 技術面で全面的にバックアップする。 ◆契約書をかわし、お互いの責任を明確にする。 (野菜くらぶHPより) なるほど、これなら、やってみようかという気になりますね。 しかも、卒業生たちが、 立派に儲かる農業を実践しているとなれば、 後輩も後に続くというものです。 さらには、農業のプロたちまでもが、 次々に会員になるという好循環が 生まれつつあるというのですから、 卒業生第一号の山田さんの広告塔としての 宣伝効果は、ものすごく大きかったのですね。 農協から離れることで、 農業も儲かるビジネスとして 新しい道が開かれるのだということを、 野菜くらぶの成功が証明していますね。 また、この成功例が励みとなって、 農業が、若者の就職先の1つとして、 注目されるといいですね。 (2008/8/1 記) |