|
グラノ24K
スローフード運動という言葉をご存知ですか。 「地元の良質な食材を提供する小生産者を守り、 彼らが提供する食材の価値を その地域の消費者全体に認識してもらう運動」 のことです。 このスローフード運動を、 ビジネスで実践している会社があるんです。 7月15日号の日経ビジネスに紹介されている 「グラノ24K」というのがその会社。 グラノというのは、スペイン語で「ぶどうの実」、 24Kは、純金を表す言葉です。 福岡県岡垣町に本拠地を構え、 「野の葡萄」というレストランを運営しています。 「野の葡萄」は単なる普通のレストランではありません。 「ここにしかないもの」「地産地消」を合言葉に、 地元の農家や漁師と契約して、 無農薬の野菜や旬の魚を調達して、 80種類の料理を好きなだけ楽しむことができる ビュッフェレストランを展開しているのです。 グラノ24Kのすごいところは、 福岡だけでなく、東京、大阪など6都府県にまたがって 多店舗展開しながら、 進出先の地域ごとにスローフード運動を 実践していることです。 食材は市場を通さず、 農家や漁師から直接仕入れることで、 調達コストを削減し、 1600円前後というお手ごろ価格で、 80種類の料理を提供しています。 品質や安全に問題がなければ、 形が悪かったり、サイズが小さい規格外作物も購入し、 ドレッシングやスープなど、 作物の見栄えが関係ないところに利用します。 地元の農家にしてみれば、 作物を安定的に買い取ってもらえる上に、 集荷車が巡回して作物を集めてまわってくれるので、 出荷の負担が大きく軽減されます。 体力がなくなって農業をやめた高齢者も、 グラノとなら取引できるということで、 仕事に復帰したという人もいるそうです。 レストランを利用する私たち消費者も 顔の見える生産者が生産した 新鮮で安全な食材を使った料理を リーズナブルな値段で提供してもらえるなら大歓迎。 ちょっと話がそれますが、 自分の生まれ育った地域の 土を使って作られた食材を食べると、 体が健康になるって、ご存知ですか。 それは、バクテリアの影響によるものです。 バクテリアには、いろいろな種類があります。 そして、バクテリアにも住かがあり、 その地域特有の常在菌が住み着いてるのです。 私たちは、 その常在菌を含んだ水を飲み、 空気を吸っているので、 その常在菌の住かである土から作られた作物は、 その土地の人にとって、最も適した食べ物なのです。 このビジネスは、まさに、 売り手よし、 買い手よし、 世間よし、 の、「三方よし」じゃありませんか。 グラノ24Kの小役丸社長は、 このビジネスを「環境適応業」と呼んでいます。 この環境適応業は、これからのビジネスの 大きな、大きなヒントになると思います。 ちなみに、東京近郊の主な店舗は、 丸の内東京ビル店 アリオ亀有店 錦糸町オリナス店 京王聖蹟桜ヶ丘S.C店 東急たまプラーザ店 これは、行ってみる価値ありかも。 (2007/1/15 記) |